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バーダープラネタリウム社がCCD撮影用として開発したHβフィルターは、眼視観望にも使用可能です。 Hβフィルターは、オリオン座の馬頭星雲周辺の散光星雲であるIC 434やカリフォルニア星雲など、限られた数の暗黒星雲を観測するための専用フィルターです。このような天体はいずれもHβ線を含む波長領域で輝度が増します。Hβフィルターなしでも馬頭星雲をわずかに捉えることはできますが、バーダーのHβフィルターを使用するとなかなか把握しにくいと言われる馬頭星雲など、このフィルターを使用すると、いずれの星雲も輝度が増し見えないと言われていた星雲が「見える星雲」になります。 IC 434の場合、実際の馬頭星雲周辺の赤い輪郭によって馬頭星雲が見えます。カリフォルニア星雲も、Hβフィルターなしでもなんとか見えるという点では同じです。しかしHβフィルターを使用すると、カリフォルニアの「形状」が明瞭に見えるようになります。
Hβフィルターを使用すれば、使用しない場合に比べ、M42/43、北アメリカ星雲、その他いくつかの天体もよく見えるようになりますが、多くの場合、これらの天体はUHC-S やOIIIフィルターを使用した方が全体のディテールの見え方はよくなります。Hβフィルターを使用して、他のフィルターの視界とHβの視界を比較することで、より明るい星雲の構造上の詳細も観察することができます。 眼視でHβフィルターご使用の場合は、口径が大きいほどよく見えますので、可能な限り大きな口径の望遠鏡お勧めします。
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