通常のほとんどのフィルタは、単にガラス表面を熱処理して平坦化したものか、高級品質のガラスを工業的に研磨して作られており、一般的なカメラ用のフィルタとしては十分な性能を示します。ただこのようなフィルタを望遠鏡に使うと波面変形をきたし、像のシャープさとコントラストが損われてしまいます。 バーダープラネタリウム社のフィルタは、ガラス材そのものひずみをとるためにじっくり時間をかけた成形からはじまり、表面の研磨制度を1/4λ以内、両面の平行角度は30秒角にまで追い込んだ平坦化を施してあります。
このドイツのマイスター精神の流れをくんだ卓越した特殊なカスタム工程は、その分コストに色をつけることになりますが、観測において高倍率で使用した場合でも二重像やゴースト発生を抑え、望遠鏡本来の完全なウェーブフロント品質を活かせるフィルタに仕上げることにつながります。 高度な高品質研磨に加え、このような高い平坦性の維持を可能にしているのが、バーダー社の細心のバランスを配慮されたコーティング設計です。この設計により、基板のコーティング表面のストレスによって生ずる基板の歪みを極力抑えることができます。 このように高度に調整された平坦な表面処理によって、バーダーフィルタを鏡筒の前面や、さらにはスターダイアゴナル、デジタル一眼レフカメラ、双眼装置などの前方に設置しての使用が可能になります。 ガラスの素材:バーダー製フィルターに採用されているガラス素材は、ドイツのマイスター気質が選んだ高級高品質ガラスを採用したため、バーダープラネタリウム社の各フィルターは低価格フィルターとは比較にならない、高精度・高品質なものを安定して生産することに成功しています。バーダーフィルター群の品質の高さは干渉計テストにより明らかとなります。 低価格フィルターの干渉イメージを見ると、ガラスの材質に起因する欠点が非常に目立ち、さらに平面精度の低さとフィルター両面の平行度の低さが悪影響して満足な像を結像できないことがわかります。 バーダープラネタリウム社のフィルター群は安価な飾り物ではなく、高度に精錬された本物の観測道具です。せっかくの観測時間をフルに活用するために、妥協せず最高級のバーダープラネタリウムフィルターをお選びください。
フィルタの耐久性:バーダープラネタリウム社の品質証明はフィルタの耐久性によるものといっても過言ではありません。最先端技術を駆使したプラズマとイオンビームによるマルチレイヤー・ダイアレクトリック・コーティングにより硬質化されたガラス基板は本来のガラス材よりも硬くなります。 バーダー社のフィルタは通常のクリーニングに充分耐える耐久力を備えていますので、ユーザーは大切なフィルタを傷を恐れて、粉塵にさらしたままの鈍化した状態で保つ必要はありません。一般的な光学表面同様にクリーニング処理することが可能です。バーダーフィルタの耐久力の証として、熱湯に数時間浸した前後のスペクトルを比較検査する過酷な軍用品耐久試験にも合格した話はとても有名です。 スタッキング スタック性:他のフィルタとは異なり、バーダープラネタリウム社のフィルタは複数をスタックして(組み合わせて)使用することを前提に設計されています。フィルタ併用を可能にするのが、高度の光学品質と高精度のアンチ反射マルチコーティング材によるフィルタ仕様です。このため複数のフィルタを組み合わせて、固有の分光特性を持たせることなど、単一のフィルタでは到達できない成果を得ることができます。 独特のフィルタセル:バーダーの独特なフィルタセルデザインは高い信頼性と可搬性の証です。このフィルタセルは最大の有効径をもたらすために、特別に薄くつくられておりケラレを防いでいます。(有効径は31.7m用フィルタで27mm、2インチフィルタで45mm)。フィルターネジも広範な種類のアイピースと付属品に適合するように特別に配慮されて設計されています。
(アイピースおよび付属品メーカーが使用する31.7mmフィルター用のネジには多くのバリエーションがあります)。フィルタ枠の特徴である「クラウン」(冠)形状は、手袋をした手でも扱いやすく、暗い場所での交換も安全で確実に着脱できます。 低価格:バーダープラネタリウム社製フィルタは最先端技術を駆使した最高級品でありながら低価格で提供できます。全バーダーフィルターファミリーが世界中で愛されていることがハイコストパフォーマンスを実現させています。 眼視用フィルター精度は簡単にテストできます 眼視用フィルターをお持ちの方は一度テストしてみて下さい: バーダーフィルターを一度使うと眼の前が明るくなったような感じを受け、あなたの観測ライフから手放せなくなることは間違いありません。 市場の要求を常にリサーチしているバーダープラネタリウム社は、20世紀後半のユーザーニーズと近年の天文ファンのニーズの違いをしっかり把握しています。最近のフィルタートレンドとしては、低中倍率観測はもちろんのこと、目的によりカラーや他の特殊フィルターを双眼装置に付けて高倍率で観望したり、コリメート方式によるデジタルカメラの拡大撮影やアポクロマート屈折鏡筒での通常の拡大撮影に適合したものが必要とされ、鏡筒やカメラの高性能化に伴いフィルター精度の向上が望まれています。 あらゆる観測や撮影現場で愛用されているバーダープラネタリウム社の特殊フィルターなら、きっとあなたの希望をかなえてくれるはずです。是非入手をして、なたの天文ライフを用途別々でパワーアップして下さい。
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