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ヒーターシステム詳細情報
皆様も一度は経験したことがありませんか?!夜露や霜に悩まされた事!
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「Dew Remover」ヒーターシステムの全体写真図
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カセグレン系の大きな補正版には、ヒーターが特に必需品
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せっかく夜空の暗いところへ遠征し、思い入れたっぷりの機材を組み立てて観望/撮影/撮像/観測を行なっていたら、、、、いつのまにか機材には夜露(霜)がべったり。。。ファインダーの対物レンズや接眼レンズ、アイピースはもちろんの事。ニュートン反射なら斜鏡にも、屈折望遠鏡なら対物レンズに、シュミットカセグレン/マクストフカセグレンなら補正板に、夜露が付いて観測不能となる事は誰でも何度かは体験していることでしょう。
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画像はヒーターを片方の対物レンズ側に装着し電流を流した状態で
人工的に夜露を双眼鏡の上に発生させた約17分後の状況です。
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日本国内では暗い夜空を求めると、どうしても光害が比較的少ない郊外や山間部へ遠征する事になります。またそのためには機材の準備はもちろんの事、月齢を含めた観測予定日の決定や家族、友人/仲間との調整など、、、、遠征観測にはそれなりのパワーを必要とします。ところがそのような場所で観測するとその日の状況によりますが「夜露」による弊害を避ける事ができない時があります。
もちろんそれにも程度の問題があり、フードを装着すれば大丈夫というような程度の夜露もあれば、カーショップやホームセンターなどで手に入る簡易ドライヤーなどで対応できる場合など、実際使用されている方も見うけられます。しかしそれらは抜本的な対策にはならない事がほとんどであり、対物レンズを拭いても拭き終わらないうちにまた曇ってしまい、夜露の水分が望遠鏡や架台からぽたぽたと水滴となって落ちるような時もあります。そうなるとせっかくの機材もただのオブジェとなってしまいますね!しかも!そこに至るまでのあなたのプランと労力は「いったいなんのためだったのか?」と、、、さらにみなさんご存知のとうり光学面はできる限り「直接なにかで拭く」という行為は避けるに越した事はなく、できる限り「拭きたくない!」のが大多数の意見だと思います。
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屈折望遠鏡の場合、長くて太いフードの存在があるためヒーターパッドをフードの先端に装着し最初から弱電流でヒーターを使用する事をお薦めいたします、ただしその時の空気中の湿度や天候の程度によってその装着位置は異なることとなるでしょう。 |
そこでお薦めなのが『マルチヒーターシステム Dew Remover』なのです!我々の経験では、その装着方法が適切ならば大きな口径の補正板を持つシュミットカセグレンでさえ鏡筒そのものが夜露でべったり濡れていてもヒーターを装着した個所はまったく濡れていないという事例を多々経験しています。観望会などで他の望遠鏡が夜露で運用不能となるのを横目に快適に望遠鏡を使用できました!これはすべてのタイプの望遠鏡/双眼鏡/カメラレンズ等に言える事です。もちろん、このヒーターシステムを使用するという事は移動観測の際は、その分「機材」としての容量は増える事になりますし、このための電源も必要となりますが、冒頭にも表記したとうり『マルチヒーターシステム Dew Remover』はまさに移動観測のための『保険』の一つと言え、移動観測の機会が多い方にこそ実は極めて重要な機材と言えるでしょう!ぜひお薦めいたしますあなたの予定を予定どおりに楽しむために!
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必要な時だけ取り出して使う小型の手持ち双眼鏡と違い、三脚/架台に搭載した双眼鏡にもヒーターは必需品です。これによって一晩中安心して観望可能です、特に彗星の捜索をされている方から好評をいただいております。 |
まずはヒーターコントローラーが必要です
『マルチヒーターシステム Dew Remover』の制御はすべて「ヒーターコントローラー」によって行われます。言い方を変えればヒーターコントローラーがなければ使用できません。ヒーターコントローラーは最大4つのヒーターパッドを同時に使用することが可能で、低温から高温までの無段階調整を行います。ただしこのコントローラーは接続されたヒーターパッドのすべてを同時に制御しますから個々のヒーターパッドを独立したかたちで制御するには後述する新しいタイプのヒーターコントローラーが必要となります。
電源には必ず12V/DCで最低でも6Ah以上できれば12Ah以上の容量のある物をご使用下さい。これ以外の電源を使用された場合や自作の制御システムをご使用の場合は当社の販売商品に対する保証規定外となります。
また、上記規格内の電源にてヒーターをご利用頂く際には、目安としてバッテリー容量の50%程度の合計消費電流量の組み合わせにてお使い下さい。
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当社が推奨する電源は市販のポータブルシールドバッテリーかカーバッテリーです、ただしカーバッテリーを使用する場合は必ず別売の「ワニ口クリップ」をご使用下さい。 |
最大の特徴は光学系を問わず、ほとんどの望遠鏡/双眼鏡/カメラレンズに対応可能なバリエーションの豊富さです。適合サイズや消費電流は下記をご覧になって下さい。
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光学系を問わず、ファインダーとアイピースはまっ先に夜露の影響を受ける部分でもあります
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(注意!)商品名の表示において「ヒーターパッド○○cm用」とされている物は主に対物レンズの口径もしくは主鏡の口径を示しており、それぞれのフードや鏡筒の外径に対応したサイズであるとご理解下さい、ただし一部の鏡筒にはフードや鏡筒先端の外径が対物の径に比べて非常に大きなものもございますのでご注意下さい。自身の機材に対して対応サイズがわからない場合は、その鏡筒先端の外径を必ず把握した上で当店までご相談下さい。ニュートン鏡筒の斜鏡用ヒーターの場合も不明な点はご相談下さい。
(注意!)ヒーターコントローラーは消費電流が4Ah以内の規格とされておりますのでヒーターパッドの組み合わせによって4Ah以上の必要電流となる場合は別にコントローラーを用意する必要がございます。
マルチヒーターシステム Dew Removerはカナダ生まれですから寒さにも強いんです。真冬の夜、鏡筒の表面が霜で白くなってしまうような時でもヒーターを装着しているところはほぼ問題ありません、むしろ電源の心配をしてしまうぐらいです!(スタッフがマイナス7度の夜に確認しました)
OMEGAドブソニアンとその他の一般ニュートン斜鏡用ヒーター
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昨今では移動観測にドブソニアンを含め、大きな口径のニュートン反射を暗い夜空の元へ持ち運ぶ事が可能となりめずらしくはなくなりました。これは眼視においても撮影/撮像においてもせっかく遠征するのだから1cmでも大きな口径を持って行きたいという心理と、それら大きな口径のニュートン反射を入手しやすくなったという事情が働いているようです。これらニュートン反射のオーナーであり、なおかつ郊外や山間部へ移動観測を頻繁に行われている方なら特に斜鏡への夜露の付着に困った事が一度や二度ではないのではないでしょうか?、、、、そんな時にもヒーターは理想的な働きをするのです。
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斜鏡ヒーターを組み込んだ斜鏡ホルダーから銅線がスパイダ−をつたい、筒外の延長コードへ接続する方法をとっています。その他にも斜鏡用ヒーターには厚みが非常に薄く幅が4mm前後の長い銅製テープが付属されていますから、このテープをスパイダ−に張り付けて斜鏡側と筒外のところで本来の銅線を切断しこのテープに「はんだ付け」を行えばスパイダ−部分には、よけいな膨らみ(銅線の太さの分)を持たせる事なく斜鏡ヒーターを通電させる事も可能となっております。 |
とにかく斜鏡こそ「できたら拭きたくない!」の筆頭にあげられるものかも知れません!デリケートなメッキ面そのものである事と鏡筒の内側に位置するという感覚的な問題もあります。もちろんヒーター以外にも夜露を除去する方法がないわけではありませんが一晩中断続的に続くような夜露の場合は今のところヒーターしか対処法はないでしょう。斜鏡を「暖める」という事に抵抗を感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、そんな事よりもせっかく持ち運んだ大口径が「使えない」よりは、よほどましでではないでしょうか。ニュートン系ユーザーの皆様にもぜひお薦めいたします。
<斜鏡用ヒーターの取り付け方>
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←まずは斜鏡ホルダーを分解します |
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←斜鏡の裏側に適正サイズのヒーターパッドを置き斜鏡ホルダーに付属している緩衝材を元の位置に戻します |
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←斜鏡ホルダーに斜鏡ヒーターから出ている銅線の出口を確保し(ない場合は加工する必要があります)斜鏡ホルダーを元のように組み立てて終了です |
ヒーターの使用は(通電)夜露が付き始めてからでも遅くはありません、完全に斜鏡が曇ってしまってもヒーターを使用すればものの5〜8分ぐらいで斜鏡はすっきりと正常な状態に戻ります。この時コントローラーのボリュームは一時的にHighにしておきますが夜露が取れれば後はoff〜Medの間にしておきましょう。
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ノートパソコン専用下敷きヒーター
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ノートパソコン用ヒーターがあなたのコンピューターを寒さからプロテクトします。CCDイメージング時などに必需ですね。もちろんその特異なサイズを利用して、他の用途にも流用可能。 |
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全ヒーター価格表/寸法表ページへ
ビクセンR200SS斜鏡用ヒーター
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ヒーターを斜鏡裏面に巻いて、シリコンボンド(付属)で軽く固定します。
電源ケーブルは、そのままヒーターコントローラーへプラグインだけで、即使用できます
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ビクセン社の人気鏡筒R200SSユーザーの方々からの多数のご要望に応じて、R200SS斜鏡専用のヒーターの開発に成功しました!具体的な取付けの方法は、
上記写真の通り、ヒーター本体を斜鏡裏面に配置し、シリコンボンド等で固定するだけです。ヒーター面積全体は斜鏡枠でカバーされますので、光路の遮蔽率には一切影響しません。当ヒーターの先端のプラグを対応ヒーターコントローラーへ接続すれば、ご利用可能。もう結露を恐れず、一晩の観望/撮影を気軽に楽しんで下さい。
ヒーター専用延長ケーブル
ヒーターをより遠隔で使用したい時は、メーカー純正延長ケーブルをご使用下さい。長さは60cm/120cm/240cm/300cm/360cm/600cmの6種類からお選び下さい。ケーブル両先端は雄のピン付きで、雄→雌コンバーターも1ケ付属。2013年夏より新型モデルは、以前の延長ケーブルよる丈夫な構造となっており、特殊低温対応ケーブル材使用のため、外気温が-40℃まではフレキシブルに使用できます
品番
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機種
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1922
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R200SS斜鏡専用ヒーター |
1930
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ケンドリックヒーター専用延長コード /長さ約60cm |
1919
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ケンドリックヒーター専用延長コード /長さ約120cm |
1931
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ケンドリックヒーター専用延長コード /長さ約240cm |
1932
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ケンドリックヒーター専用延長コード /長さ約300cm |
1920
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ケンドリックヒーター専用延長コード /長さ約360cm |
1921
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ケンドリックヒーター専用延長コード /長さ約600cm 生産中止 |
(注:ヒーターケーブルの延長により、抵抗が多少上がる為、電気消費もある程度上がることと予想されます)
全ヒーター:寸法表ページへ
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4チャンネル・デジタルヒーターコントローラー:4CHC
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これまでのヒーターコントローラーは最大4つまでのヒーターパッドの電流量を4つ同時にコントロールするものでした、例えばヒーターコントローラーに接続した4つのヒーターパッドのうちどれか一つは通電させないでよい場合などは接続そのものを外す必要がありました。しかしこの新型のコントローラーならばその4つのヒーターパッドをそれぞれ独立したかたちで制御が可能となっています。その他の機能的な面や電源との接続方法、ヒーターパッドとの接続方法はこれまでのコントローラーと同じです。より便利に!より機能的にヒーターパッドを制御されたい方にお薦めします |
4チャンネル・ヒーターコントローラーの様子
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ミード製LX200-GPSに各種ヒーターを取付けた様子
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<4チャンネル・ヒーターコントローラー(4CHC)について>
新製品「4CHC」は最先端電子技術を駆使した電流パルス制御と内蔵マイクロプロセッサーにより、非常に正確なヒーターパッドの発熱度合いの調整を行える装置です。従来型のコントローラーでも実用上は充分な能力を有していますが、例えば一度に多くの消費電力状態となる複数点のヒーターパッドを同時に使用するユーザー様の場合におきましては、その電子部品レベルでの経年消耗度が高くなり、一つのコントローラーで一斉に多種類のヒーターパッドを使用する従来型コントローラーの制御方式では、どうしてもこれらの状況は免れません。しかし4つのヒーターパッドを独立して制御する「4CHC」なら、その状況を極力抑制する事が可能な構造ですから、長期間に渡り頻繁にヒーターシステムをご使用される方や、ニュートン鏡筒に斜鏡用ヒーターをご使用の方、使用アンペア数の大きなヒーターパッドを複数同時に使用されるような場合には特にお薦めしたい製品です。 |
<ケンドリック社製ヒーターパッドとの互換性>
従来より販売しているケンドリック社製ヒーターパッドはそのままご使用いただけます。どうぞご安心下さい。
<使用電流について>
消費電力の大きな大口径用ヒーターパッドを使用される方には朗報です!
「4CHC」は、長さ約3.5mの電源コードと12Vシガーライタープラグが標準装備となっています。シガーライタープラグに赤色 LEDが、コントローラー上には緑色LEDが装備され「4CHC」に電流が正しく流れていることを示します。「4CHC」は電流の変化及び電流の逆接続から基盤を守るために、シガーライタープラグ内に10アンペアのヒューズが入っています、したがって別売のヒーターパッド側の使用電流の総量10アンペアまでは安心してご使用いただけ、この点も従来のヒーターコントローラーとの大きな違いであり、特に口径の大きな30cmや35cm用のヒーターパッドをご使用の方には必需品とも言えるでしょう。(注意:10アンペア以上のヒューズは使用しないで下さい。保証の対象外となります)
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<ヒーターパッドの温度調整>
それぞれのヒーターパッドを独立して使用・制御可能です!
コントローラーにある4つの電流調整用ボリュームはそれぞれ単独で制御可能です。調整要領は0〜100%から自由に調節可能でこの機能により、使用中のヒーターパッドのサイズ、アンペア数などそれぞれ違うサイズのヒーターパッドとの組み合わせの場合、それぞれ強く暖めたい所にはヒーターパッドの電流量を多く!軽く暖める程度でより所のヒーターパッドの電流量を少なく、、、。というような使い方が可能です、この機能は従来型のヒーターコントローラーには存在しない制御方法です。またそれぞれのヒーターの出力を確認するため赤色LED電流インジケーターが付属しています。使用中の殆どの場合の設定はLOWからMEDIUMでよいでしょう、ただし夜露/霜などが既に光学表面に付いている場合は夜露/霜が消えるまでのみ設定を「HI」にしてそれから「LOW」に変えることに勧めます、これは従来型のヒーターコントローラーを使用する際と理屈は同じです。
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<バッテリーセーバー機能について>
自動車から電源を取られる方には朗報です!
「4CHC」は、内蔵の「バッテリーセーバー」がONとなっている状態で工場から出荷されています。バッテリーセーバーを使用することにより自動車に搭載(接続)された状態のカーバッテリーを、つまり車内のシガーライターソケットにコントローラーを直接接続し、ヒーターの電源として使用された場合、万が一そのバッテリーのボルテージが11.1Vまで下がれば、コントローラーは自動的にオフとなります。これでエンジンがかからないというような不安を抱える事なく安心してヒーターシステムをご使用頂けます。(→ ただし、このようなご使用方法を取られる際は、バッテリーの残量に十分にご配慮下さい。)
尚、バッテリーセーバーが作動中の場合、バッテリーのボルテージが11.25Vまで下がれば、コントローラーにある緑色のLEDが自動的に点滅し、この信号でコントローラーへの通電を30〜60分後くらいで自動的に遮断する事を知らせてくれます。バッテリーセーバーが作動しないように調節するには、コントロ ーラーの横にある小さな四角い穴を探して見て下さい、中に「1」及び「2」の小さなスイッチが見えます。スイッチ1をダウンにすればバッテリーセーバーがオフとなります。(注意!基盤は大変デリケートな物ですからコントローラーのカバーは絶対に外さないで下さい!)このような便利な機能も従来型のコントローラーにはなかった機能です。使用電源を自動車に頼られる方には朗報と言えるでしょう。ただし自動車から電源を取る場合は使用のたびにバッテリーセーバーが『ON』となっているか?『OFF』となっているか?を不必要なトラブルを避ける意味で必ず確認しましょう。 |
<外部12VDC出力端子も装備されています>
ヒーターパッド以外のアクセサリーの接続可能です!
コントローラーの電源コードの横には12VDC出力ジャックが備えられています。12VDC使用のアクセサリーなどの電源としてご使用可能となっています。但しバッテリーなど電源にはその負担が大きくなる事を念頭に置いてご使用下さい。 |
4チャンネル・デジタルヒーターコントローラー
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品番:4CHC
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※コード長350cm:コード先端はシガーライターソケット(オス)
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日本には「転ばぬ先の杖」ということわざがありますが、ヒーターシステムはまさに「それ」です。綺麗な夜空、しっかり計画し整備されつくした機材、限られた日数と時間。これらを活かすためにも重要なオプションパーツとして『マルチヒーターシステム Dew Remover』を揃えておきましょう! |
一年中結露が多いため、望遠鏡にとっては、過酷な時期となります。
あなたの望遠鏡の結露対策はケンドリックヒーターにお任せ下さい。
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