バーダープラネタリウム

ハイペリオン「MARK III」ズームアイピース
製品品質と能力について



「旧カールツァイス・イエナの至高の光学設計(=高性能)」
を忠実に再現した製品 . . .

それが ハイぺリオン「Mark III」ズームアイピース です!!!



当製品は、バーダー社側での設計思想により、外観や接続部の機能性については現在の多様化するニーズに対応するよう規格されており、さらにこれからの発展性を考慮した上で最新で細心の配慮を持った製品デザインとしていますが、肝心かなめの光学系についてはそのモデルとなった「旧カールツァイス・イエナ製のズームアイピース」の光学設計を忠実に受け継ぐ事を最優先とし、結果、その優秀な光学レンズとそのレンズレイアウトは極めて忠実に再現されています。これらにより、当アイピースは一般市場製品の中のズームタイプの量産品としては、「ズバ抜けた」高性能を皆様にご提供致しております。

しかしながら、その反面、ズームアイピースという製品の特性上から必要とされる内部構造や、より多くのレンズ同士を組み合わせる為に、よりハイレベルな「結像」を得る事を優先した光学レンズの配置状況などから、アイピースの内部における光学レンズ群の一部にどうしても避けられない空間構造や可動部部位が存在し、それらの諸影響から各種特定部位には、わずかながら小さな塵(ホコリ)やルーペで拡大する事で初めて確認できるようなグリスの飛沫などが存在する可能性がございます。
これにより光学的能力には直結しない部分において、これまで当社に寄せられたお問い合わせには、上記の背景に起源するごくごく微少なホコリの存在や、昼間の室内の蛍光灯への非焦点状態での極小のダストの存在などがございました。ここまで書けば、もうある程度のご理解を頂けたかも知れませんが、この「ハイぺリオン・ズームアイピース」は上記の光学的能力に直接大きく影響しない程度のコストダウンによる不可抗力的なウィークポイントが存在するという事をここでお知らせいたしておきます。またこれらを「ハイコストパフォーマンス」な製品に仕上げる為にバーダー社では、製品の生産を「中国」に依託しています。


バーダー社が誇る特殊マルチコート
「ファントム・グループ・コート

もちろんそれでも非常に大きな、目に見えて程度の大きなものにつきましては、弊社が事前に厳正なチェックの元に皆様にはお届けされないように検品を実施致しましております事も改めて付け加えさせて頂きます。よって当製品は、初代ハイぺリオンズームも含めこれまでにも極めて多くのユーザー様よりご好評を頂いてきております。

これらは日本国内における「完成された製品」という認識と「より高い品質」という基準においては対極に位置する事の内容であり、実際に弊社よりバーダー社へは、再三にわたりこれらの改善要求を求めて参りましたしたが、バーダー社側も全世界で販売する立場上、極力事の改善に努力を重ね、今回の「Mark III」へと進化しました。

前述のとおり、やはり従来の申し分のない光学性能とをコストパフォーマンス(→お買い求め易さ)優先すると、現在の内部構造を選択するほかなく、「ホコリの存在」や「グリスの飛沫」などの、特定のデメリットのためにこれらの大変優秀な光学設計を変更し、結果、これらの光学性能を犠牲にするという事は突き詰めて考えると、お客様にとって大きなマイナスであるとバーダー社側では判断し、当ズームアイピースが販売が開始されました。
バーダー社にとっても、また少しでも星像に優れたズームアイピースをお求めになられるお客様にとりましても、この点のみを評価の対象としてしまうと、行き着くところは、この稀少で大変優秀なズームアイピースはその存在自体を否定する事にも繋がり兼ねません。

ただし、現実にはそれらデメリットは実際に望遠鏡に接続して天体を観るという従来のご利用方法の範疇におきましてはなんら影響はなく、おそらくほとんどのお客様は実用品として少しの違和感を感じる事はないと考えられます。これは昼間に地上風景を見ても同様です。
したがいまして日本総代理店の弊社と致しましては、バーダー社との論議を重ねた上で、製造されてくる最良の状態製品においてのみ、今後もこの優秀なズームアイピースをプライドを持って販売して参ります。この意味は、少なくとも総代理店の弊社が取り扱う全ての「正規通常製品」において、弊社での徹底した検査を一本一本全て行ない、お客様の皆様に「最善の状態の製品」をお届けさせて頂きます。

以上をお含みいただいた上でどうぞ安心してご検討下さいませ。



(ドイツ)Baader Planetarium社製品日本輸入総代理店
国際光器(天文機材部/株式会社マゼラン)

代表:ベリーグーリ&スタッフ一同



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